ひたすら待つ日々

2003年4月9日
彼から連絡が来ない日が長く続いた。

何故あんなにまめに連絡をくれた彼が
全然私に連絡をくれなくなったのだろう、、、

何故あんなに好きだといってくれてたのに
私をこんな気持ちにさせるんだろう、、、

そんなことばかり考えていた。
考えたってどうなる事でもないのに。

友達にはあんなに仲良かったのにどうしてだろうと
不思議がられた。
そんなこと私が知りたかった。

会社に連絡を取ってみればいいと薦められた。
でも、出来なかった。
もし、出てくれなかったら、、、
もし、思いもしないようなことを言われたら、、、
と考えるだけで怖かった。

真実を聞くよりも待つことを選んだのだ。
待つと言う選択をした自分に無理やり
これが1番いい方法と言い聞かせていた。

自分でも信じられないほど待つと言う行為は
苦にはならなかった。

多分心のどこかではあきらめていたから。

場所が変わると彼女が変わる彼に
うすうす気づいていたから。

初めは連絡ちゃんと来ているの?と
聞いてきた母親も、段々触れてはいけない事の様に
そしていつしか、誰も彼の名前を家では
言わなくなった。
私に対しての精一杯の優しさだったのだろうか。
それがかえって辛かった時もあった。

今まで犠牲にしてきた交友関係。
私は彼が転勤してから友達と連絡を取ることに
一生懸命努めていた。

今更という友達もいた。
当然だと思った。

でも、高校からの第1親友は快く迎えてくれた。

ある日彼女が彼氏いない仲間内で遊びに行くから
どうかと誘ってくれた。

ドライブをしてご飯を食べ、カラオケにいった。
その時、私は彼女から1つ提案をされた。

それは、一緒に海外に行かないかと言う事だった。

私には現実逃避だってわかっていたけど、
彼のいない生活ならどこに行っても同じだから
いっそ新しい生活をしたいと感じた。

その提案がもやもやしていた私の生活を
一気に明るくしてくれるような気がした。

彼に会った時、今までの私ではなく
違う面も見せられるかもしれないという期待を
していたのかもしれない。
私は何もかも捨ててでも行く気になっていた。

夢を抱きながら家に向っていたら電話が鳴った。
まさか、、、と思いながら出た。

彼だった。

懐かしい彼の声。
つい昨日話していたような感じで彼は話し始めた。
仕事が忙しくてごめんと。

私は今友達と話したばかりのことを彼に話した。
私は海外にいこうと考えていることを。
彼は特に反対することもなく、
海外か、いいなぁ、などとぼんやりといっていた。
この時点で私は気づかなくてはいけなかった。
彼が私に対して束縛をしなくなっていたのを。

私は彼とどれ位ぶりに話しているのかと考えた。
実に約半年ぶりだった。
半年、、、

彼は半年仕事がずっと忙しかったのか。
少しも私を気にかけなかったのか。
寝る前にちょっとでも電話をかけようと
思わなかったのか。
そんなものなのだろうか。

以前母親から辛そうな私を見るのは嫌だから
彼の所に行ってもいいよと言われたことがあった。
だから私は勇気を振り絞って彼に伝えた。

私はあなたのところに行きたいのと。

その答えはNoだった。

その後に彼は別れた方がいいと思うと私に告げた。

私はパニックに陥った。

彼と別れるなんて考えられなかった。
私が生活出来ていたのは、
もしかしたら今日こそ彼から連絡が
来るかもしれないと思って毎日過ごしていたから。

どうしよう、、、
そればっかり考えて。

あんなに楽しかった日々をこんなに簡単に
しかも電話で終わらせることなんて出来なかった。

私は彼に言った。
もう一度会いたい、、、
会える日が出来たら電話ほしいと。
そして電話を切った。

また電話を待つ生活が始まった。
でも、彼から電話が来ることはなかった。

悲しい出来事

2003年4月8日
私達の仲は永遠だと思っていた。

でもそれは違った。
就職という形でそれはちょっとずつ崩れていった。
彼が入社と同時に転勤ということだった。
それも前から決まっていた事を私には黙っていた。
私は転勤する2日前に聞いた。
かなりの衝撃だった。
涙が止めても止めても出てきた。
一緒に行こうと考えた。
でも、出来なかった。
あんなに彼だけしか見えなかったはずなのに、、、

それから私達の遠恋は始まった。
彼の毎日かけてくれる電話常に待った。
彼と離れていても彼の言いつけを守った。
ばれなきゃ大丈夫という友達に
傍にいない時ほど完璧にしたいと言っていた。

月初になると決まって、その月に
連休の休みはあるかどうかチェックした。
金曜日や月曜日がお休みだと、私が
彼のところに行き、少しでも長く一緒に
いられたから。
その為だけに働いていたような気がする。
月に1度はいくようにしていたけど、
段々行けなくなっていった。
初めの方は毎日あった電話が1週間に1度になり、
2週間に1度になり、1ヶ月に1度になっていった。
それでも私は待ち続けた。
彼を好きだったから。
1ヶ月ぶりに電話がきた時も
なんで電話くれなかったの?と聞くよりも
電話してくれてありがとうという気持ちが
大きかったんだと思う。

彼の方が一生懸命だった関係がいつしか
私の方が一生懸命に変わっていた。

それから彼からの連絡が無くなった。


今日の日記

2003年4月7日
私達は常に一緒にいた。

私にはとても新鮮なヒトだった。
私の知らない世界を知っていた。
一緒にいて会話が尽きることがなかった。
今思えば何を話していたのか覚えてはいないが、
何を話そう、この沈黙はどうしたらいいんだろう
などと、考えたことは1度もなかった。
だから彼と話していると落ち着いた。

元彼達とは何もかも全く違っていた。
そして良くも、悪くも彼はかなり束縛魔だった。
でも、私にはそれが心地よかった。
自分以外の男と話す必要があるのか?
といわれれば話すことをやめた。
出来る限り可能ならば一緒に過ごそう
といわれれば友達をも犠牲にした。
彼と一緒にいるためには全く友達との
時間を私は持てなかった。
それでもかまわなかった。
なぜなら私には彼がいれば良かったから。
そして彼は自分がされて嫌なことを
自分もしなかった。
彼は私以外の女と話すことは無かった。
たとえ話したとしてもそれは
私が一緒にいるときだけだった。
とても徹底していたのだ。
そんな彼が大好きだった。
束縛する分、ものすごく優しい彼だった。


>若葉さん登録ありがとうございます。

今日から、、、

2003年4月4日
今日から日記をつけていこうと思う。
色々なことを忘れない為に。
初めは覚えていることを書き綴って行こう。

私と彼は同じ学校だった。
出会いは私が18のとき。
全然眼中になかった。
嫌いだったのかもしれない。
それがなぜ付き合うことになったのかは、
とっても不思議。
色々あった。
そして彼以外見えない生活が始まった。

スキンシップ

2001年1月1日

1 2 3 4 5 6 7

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索