懲りない私
2003年4月11日日本を発つ前日まで電話を待った。
期待半分、あきらめ半分。
やはり連絡は来なかった。
ここまでされてもなお、あきらめきれない私は
なんと愚かだったのだろう。
そんな仕打ちをされても、まだなお好きだと
言えたのだろうか。
でも私は、もう待つことは無いのだなという
ちょっとだけ悲しい気持ちと、ホッとする気持ちを
持ちながら、海外へと旅だった。
海外での生活はとても楽しかった。
新しい友達もできたし、なんと言っても
電話を待つ生活をしなくていいのが楽だった。
苦になっていないと思っていたことも
離れてみるとやはり苦だったことに気がついた。
半年ぐらい経った頃、シャワーを浴びながら
急に思った。
彼に電話したいと。
なぜ急にそう思い立ったのかわからないが
無性に連絡が取りたくなったのだ。
なぜ、お風呂で、なぜ今更なのかと
疑問に思うところなのだが、、、
お風呂から出て、友達に彼に連絡を
取ろうと思っていることを告げた。
彼女は驚きとともに困惑していた。
連絡を取ることを決めたことと、
まだ私が彼のことを忘れていなかったことを。
私は会社の連絡先を書いてこなかった。
でも、彼女は私の変わりにアドレス帳に
書いてきてくれていた。
いつ連絡を取りたいと思うかもしれないからと。
彼女の存在は偉大だった。
そして私は電話をした。
女性が出て、彼の名前を告げた。
少し間があった。とても長く感じた。
心臓は今にも飛び出しそうだったし、
シャワーを浴びたばっかりだったが、
変な汗が出てくるような気がした。
そして女性が私に伝えた。
その社員は転勤で元に戻りましたと。
あり得ない出来事だった。
そしてよりによって、彼が戻ってきたのは
私が日本を経つ1週間後だったと言う事だった。
電話を切り、無性に悲しくなり涙が出た。
運命のいたずらってあるんだなって思った。
私が出発を遅らせていたら、、、
彼の転勤がもうちょっと早かったら、、、
そんな思いがグルグルと頭を駆け巡った。
すごく、なにか今なら出来る気がして
出来る限りのことをやろうと思っていた。
その数日後、彼の実家に電話した。
彼の母親が出た。
彼に連絡を取りたいことを告げ、携帯番号を
教えて欲しいと頼むと、誰にも教えるなと
言われているから教えられないと言われた。
では、こちらに電話してくれる様に頼んだ。
FAXで私の電話番号を書き、送った。
連絡なんて来なくてもいいのだ。
私がなにか事を起こしたことに自分で
うれしかった。
今まで、待つことか、誰かに後押しされなくては
何も出来なかったから。
案の定、彼から連絡はやはり来なかった。
でも、もう少し経ったらまた電話しようと思った。
私も懲りない女だなと思った。
期待半分、あきらめ半分。
やはり連絡は来なかった。
ここまでされてもなお、あきらめきれない私は
なんと愚かだったのだろう。
そんな仕打ちをされても、まだなお好きだと
言えたのだろうか。
でも私は、もう待つことは無いのだなという
ちょっとだけ悲しい気持ちと、ホッとする気持ちを
持ちながら、海外へと旅だった。
海外での生活はとても楽しかった。
新しい友達もできたし、なんと言っても
電話を待つ生活をしなくていいのが楽だった。
苦になっていないと思っていたことも
離れてみるとやはり苦だったことに気がついた。
半年ぐらい経った頃、シャワーを浴びながら
急に思った。
彼に電話したいと。
なぜ急にそう思い立ったのかわからないが
無性に連絡が取りたくなったのだ。
なぜ、お風呂で、なぜ今更なのかと
疑問に思うところなのだが、、、
お風呂から出て、友達に彼に連絡を
取ろうと思っていることを告げた。
彼女は驚きとともに困惑していた。
連絡を取ることを決めたことと、
まだ私が彼のことを忘れていなかったことを。
私は会社の連絡先を書いてこなかった。
でも、彼女は私の変わりにアドレス帳に
書いてきてくれていた。
いつ連絡を取りたいと思うかもしれないからと。
彼女の存在は偉大だった。
そして私は電話をした。
女性が出て、彼の名前を告げた。
少し間があった。とても長く感じた。
心臓は今にも飛び出しそうだったし、
シャワーを浴びたばっかりだったが、
変な汗が出てくるような気がした。
そして女性が私に伝えた。
その社員は転勤で元に戻りましたと。
あり得ない出来事だった。
そしてよりによって、彼が戻ってきたのは
私が日本を経つ1週間後だったと言う事だった。
電話を切り、無性に悲しくなり涙が出た。
運命のいたずらってあるんだなって思った。
私が出発を遅らせていたら、、、
彼の転勤がもうちょっと早かったら、、、
そんな思いがグルグルと頭を駆け巡った。
すごく、なにか今なら出来る気がして
出来る限りのことをやろうと思っていた。
その数日後、彼の実家に電話した。
彼の母親が出た。
彼に連絡を取りたいことを告げ、携帯番号を
教えて欲しいと頼むと、誰にも教えるなと
言われているから教えられないと言われた。
では、こちらに電話してくれる様に頼んだ。
FAXで私の電話番号を書き、送った。
連絡なんて来なくてもいいのだ。
私がなにか事を起こしたことに自分で
うれしかった。
今まで、待つことか、誰かに後押しされなくては
何も出来なかったから。
案の定、彼から連絡はやはり来なかった。
でも、もう少し経ったらまた電話しようと思った。
私も懲りない女だなと思った。
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